「イシュー」を見極める方法
仕事をやってもやっても成果に繋がらない…
こんなお悩みはありませんか?
今回は、仕事の量より質を高める「イシュー」という言葉と、その意味や考え方についてお話していきたいと思います。
イシューを知らないと、莫大な仕事の量をこなすだけの満足感の虜になってしまっている可能性があるのです。
あなたがしている「仕事」とは、なだれ込んでくるやるべき事をただこなしている、自分の体力の限界を学ぶ作業になってはいませんか?
今すぐこの記事を読んで、満足感の虜から抜け出しましょう!
この記事の概要
1.イシューとは
2.問題を見極める
3.仮説を立てる
4.分析をする
1.イシューとは
イシュー(issue)とは、一般的には「論点」「課題」「問題」と表されることが多いです。
しかし、ビジネスの場では「論じ、考えるテーマ」のことを指します。
また、イシュー度を上げることも重要視されています。
イシュー度とは、問題に対して本当に答えを出す必要性の高さのことです。
このイシュー度が低い仕事とは、誰の何の問題も解決していない、ただ本人の「満足感」だけが得られる仕事になります。
イシュー度の低い仕事では、顧客から見た時の価値はゼロに等しいのです。
2.問題を見極める
「イシュー」という言葉に対しての意味が分かったところで、今度はその中身についてお話していきましょう。
あなたはパッと思いついたことをすぐに行動に写してはいませんか?
問題や課題はすぐに取りかかるべきだと考えがちです。
しかし、これではイシューを見極めていることにはなりません。
まず問題が見つかった時にするべきなのが、本当に解くべき問題、イシューを見極めることです。
あなたの抱えている問題は「何に答えを出すためのものなのか」を理解して出来ていますか?
売上を上げるためなのか、リピート客を狙っているのか、はたまた新規顧客獲得を狙うのか、競合他社との差別化を図るのか
こういったものを明らかにしなければ、目的意識がブレて仕事に対する多くの無駄が発生します。
そうすると、生産性の高い仕事は出来ません。
生産性とは、「どれだけのインプット(投下した労力と時間)でどれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか」で測ります。
3.仮説を立てる
イシューを見極めるには、具体的な仮説が必要になります。
「とりあえずやってみよう!」では、必要な情報や本当に分析しなければならない内容が分かりません。
例えば、「売上が上がらない原因」では何に答えを出せばいいのか、何が正解なのか分かりません。
一番の問題は、「何を調べればいいのか」が分からないことです。
競合他社がいるのか、価格設定を見直すべきなのか、リピート率が悪いのか、何も分かりません。
しかし、「売上が上がらない原因は、競合他社の存在があるかもしれない」と、1歩踏み込んだ仮説を立ててみてください。
こうすることによって、何を調べれば良いのかが明らかになります。
そして、仮説が見えたら、今度はそれを言語化してみてください。
人は、言葉にしない限り概念をまとめることは出来ません。
なので、頭の中にあるフワフワした思いで留まらせるのではなく、しっかりと言語化することで自分がそのイシューに対してどのように考えているのかが明確になります。
言葉で表現する時は、以下のことを意識してみてください。
・主語と動詞を入れる
・WhyよりWhere、What、Howについて答える。(Whyには仮説がなく、何についてはっきりさせようとしているかが明確にならない。)
・比較表現を入れる。
「Aではなくて、むしろB」というように、理由を説明できるまで言語化する。
4.分析する
分析するために大切なことが2つあります。
①1次情報に触れる
1次情報とは、本人が実際に体験して手に入れた情報です。
お店に置いてあるアンケートなどは、お客さんの1次情報に触れるツールとなっています。
こうした誰のフィルターも通っていない情報を得る手段を探してみてください。
②基本情報を取り入れる
世の中の常識や基本となっている考え方はある程度取り入れてください。
③知りすぎない
意外かと思われるかもしれませんが、情報を分析する際には、「知りすぎない」ことを意識してください。
知りすぎてしまうと、自分ならではの視点が消えてしまいます。
そうなると、知恵が出なくなり、より深く問題を考え込んでしまったりして、答えが出しづらくなります。
5.答えを出す
この過程を経て一番やらなければいけないことは「答えを出す」ということです。
答えが出せないような課題も沢山ありますが、それはイシュー度の高い仕事とは言えません。
目に見えてわかるような結果が無いものは、たいてい無くても良い、やらなくても良いものばかりなのです。
・何を考えるのか
・どう考えるのか
この2つを意識してください。
そして、「この課題は誰の何の問題を解決しているのか」も重要なポイントです。
これらを意識した上で、やっと質の良い答えが出せます。
まとめ
イシュー度を考えられるようになると、「本当にやるべき事」と「やらないこと」が見極められるようになります。
もうイシュー度の低い、目的地の見えない活動はやめましょう。
仕事とは、「誰かの、何らかの問題解決をするためにあるもの」だと言えます。
その部分を理解していないと、「なんでこれをしているんだろう」と、意味を見い出せません。
是非「イシュー」という言葉を覚えて、量より質の仕事、課題解決をしてみてください。
あなたのライフスタイルが一変することでしょう。
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