ヤバい
「ヤバい」
この言葉、めちゃくちゃ使いやすいですよね。
もう、いつでもどこでも使える。
良い意味でも使えるし、悪い意味でも使える。
これって相当ヤバいです。
なにがヤバいかって、その「ヤバい」の中身、あなたは人に説明できますか?
なんとなく、楽だから「ヤバい」を使っている人はいると思います。
しかし、「ヤバい」の中身を答えられないと、その時自分の中ではどんな意味を持っているのか。それを言語化出来ていないことになります。
このお話で皆さんに伝えたいことは「自分の考えや感情を言語化する」事の大切さについてです。
「自分の感情を言語化する」これはとても難しいことだと思います。
感覚の範囲を、言葉を使って相手にも理解してもらおうとしている訳なので、簡単に単語を並べただけでは伝わらないことも多かったりします。
しかし、自分が感じている感情や考えを明確な言葉にするというのは、とても重要な事です。
自分の考え、価値観と向き合い思考していく役割は、言葉が担っているわけなので、言葉を磨くと相手にも具体的に、そのイメージがありありと浮かび上がるような言葉を投げかけることが出来るようになります。
言葉は意見を伝える道具です。
では、まず頭の中の意見を育てる必要があります。
あなたはある出来事が起こった時、自分の中にどのような感情が生まれ、どのように物事を捉え考えが進んでいくのか、それを自分自身が把握できていますか?
冒頭で使った「ヤバい」があれば
ある出来事が起こった時「ヤバい」だけで済ますことが出来てしまいます。
たとえば芸能人の不倫が発覚した時、「なにもこんなに騒ぎ立てることは無いのに。好きになってしまったものは仕方ない。ただ、バレたのが残念だったね。」こう言葉を並べることも出来るはずなのに
「ヤッバー」
だけで終わらせることも出来てしまうのです。
「ヤバい」この単語は最大の抽象です。
これだけでは何もわかりません。
しかし、この単語だけで、何も具体的に話さなくても会話が進んでしまいます。
そして、今ではこのような簡単に会話を進められてしまう言葉がたくさんあります。
つい最近流行っていた「卍」なんかもまさにそうですね。
「まじ卍」
これではあなたの思考や気持ちは伝わらないですよね。
自分の思考や気持ちを言語化できるというのは、本当に武器になります。
相手に何か伝えたいとき、自分の気持ちを自由に言語化できなければ、それだけでとてつもないストレスになることでしょう。
「あー。言いたいことはそうじゃなかったのにな。」
このような事態を防ぐためにも、常に自分の感情や思考に耳を傾け、言語化していくべきだと思います。
私は普段、「ヤバイ」は使わないようにしています。
「どう、ヤバイのか」この、「どう、の部分」
つまりは、ヤバイの中身だけを話すようにしています。
言葉と思考を磨き、成長させていく。
そうして、具体的な言葉を言えるように。
これは、今まで「ヤバイ」を使っていた自分への課題だと思って、これからも言葉の抽象度を意識していきたいです。
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