嫌われる勇気を読んで
今回は読書感想文です。
友人の課題を手伝っている時に書いたものなので、クオリティや読書感想文の書き方に則っているのかどうかは分かりません。
嫌われる勇気は私が大好きな本です。
読んでよかった本トップ3に入ります。
良ければ下に続く感想文を読んでみてください。
書店で嫌われる勇気という題名を見た時、「嫌われても良いと思えるようになるのだ!」という哲学的な内容がつらつらと書いているのかと感じ、手に取るのを躊躇していた。
しかし、中身を読んで衝撃を受けてしまった。
ベストオブ自己啓発本と言われる意味が分かる。
まず、アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と言うのだ。
確かにそうだ。私が元から宇宙に一人ぼっちであれば、悩みなどは存在しないだろう。
そしてこの本では、対人関係の悩みに対する思考的な解決策を教えてくれる。
この本を読めば、対人関係の悩みはある程度解決出来てしまうだろう。
まさに人生を変えてしまう本だ。
それではまず、私がこの作中で、いや、今まで読んできた本の中で1番好きな一文の話をしたいと思う。
この一文で人生が変わったと言っても過言ではない。
今まで複雑に見えていた世界が、一気にシンプルに見える言葉。曇りガラスの向こう側が初めて見えたような爽快感さえ覚えた。
言葉の力はここまで素晴らしいのか。
私の人生を変えた一文、それは「いかなる人も例外なく、今この瞬間から幸せになれる」だ。
確かに今までの境遇や環境は大きな影響を及ぼす。裕福な家庭の話を聞き、「あんな環境に生まれたかった」と何度思ったことだろうか。
しかし、問題はそこでは無い。
過去を嘆いても変えられないし、なにより過去を嘆いている「今」は幸せでは無いだろう。
問題は、「過去」ではなく「今」にあるのだ。
今いる私は、過去に私がした選択の連続で出来上がっている。
では、意識して今から人生を変えることも可能なのだ。
人は一日のうちに35.000回もの意思決定をしていると言われている。
ではその35.000回の意思決定のうちの数回を意識して幸せになるようにすることで、これから先の今は沢山の幸せが訪れるのではないか。
今の連続が未来を作るのであれば、今が幸せであれば未来にも沢山の幸せが訪れると思う。
私はこの考えを知ってから、毎日を「今日死んでもいいな」と思えるように幸せに生きようと決めている。
もう1つ印象に残った言葉がある。
それは「人生をダンスのように生きる」だ。
これも1つ目の「いかなる人も例外なく、今この瞬間から幸せになれる」と繋がる言葉で、つまりは「今、この瞬間を全力で大切にしなければいけない」という意味だ。
過去に囚われていると、いつまでもそこから先に進むことは出来ない。しかし、未来ばかり見ていると今度は妄想ばかりの人生になってしまい、興奮という感情の前借りだけをして終わってしまうことも多い。
人は一日のうちに妄想を繰り返して生きている。
仕事や課題に追われ、「家に帰ったらアレをやらなきゃ…」と考えたり「昨日はバイトで失敗してしまったな…」と思うことも妄想の一種だ。
これを考えている間は「今を生きている状態」とは言えないだろう。
だからこそ、今を生きていなかった今までから、「今、この瞬間」を大切にできるようになりたいと思う。
この本を読んで、「変えられるもの」と「変えられないもの」の見極めをしっかり行っていこうと思った。
変えられない過去や未来に生きている状態に気づいた時には、変えられる今を生きるという考えに戻ってくることが出来るように意識したい。
私の好きな言葉に「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ。」というガンジーの名言がある。
この言葉の通り、「明日死んでも良い」と思えるような幸せだと言える生活をし、学ぶことは常に辞めずに積極的に取り組んでいきたいと思う。
私にとって嫌われる勇気とは、「今」の大切さを感じながら、一瞬一瞬を全力で楽しんで生きたいと思えた本だった。
【感想文を書いてみた感想】
高校までは毎年書いていましたが、私の大学では課題に読書感想文がないので今年はまだ書いていませんでした。
今までは、「なぜこんなことをやらなければいけないんだ」という疑問を持ち続けていましたが、こうしてインプットした情報を自分なりにアウトプット出来るのは良いですね。
もし好評であれば、もっと書こうかなぁ。
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