悪いあの人、かわいそうな私
今回は、あなたが普段話している内容について、深堀りしていきたいと思っています。
これは、対人関係で悩んでいる人がついつい話してしまっている内容のお話です。
まず、対人関係で悩んでいる人が話す内容の多くは、大体2つに分けることができます。
・自分を責める他者や環境
・かわいそうな私
この2つに分けられることが多いのです。
まずはこれがどういう事なのか、説明していきたいと思います。
1つ目、「自分を責める他者」についてです。
これは、「悪いあの人」というニュアンスで使っています。
「○○があんな風に私を怒るから」
「母親のせいで私はこうなってしまった」
など、今の満足のいかない私を作り上げた原因として挙げられる、「悪いあの人」を批判してしまいます。
「あの人の言動によって自分が傷ついた、あの人がその行動をしなかったから自分は傷つかなかった」という考え方ですね。
続いて2つ目の「かわいそうな私」は
「だから私はこんな性格になってしまった」
「だから私は今辛い目に合っている」
という、「傷ついたかわいそうな私」の話をしてしまいます。
人間関係で悩んだ場合、「あの人が悪い」それで傷ついた「かわいそうな私」がいるという思考になりがちになってしまうのです。
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長くなりましたが、ここから先が本当に皆さんにお伝えしたいことになります。
「悪いあの人」について同意を求め、「かわいそうなわたし」を訴えると、一時はそれを聞いてくれる人がいて承認欲求が満たされるかもしれません。
しかし、起きている問題の解決には繋がりません。
たしかに、悪いあの人とかわいそうな私の話を聞けば、「それは辛かったね」「あなたは悪くないよ」と、聞き手は同調してくれるかもしれません。
しかし、それで明日からの毎日はどう変わりますか?
また傷ついたら癒しを求めたくなって、結局は人に依存して、負のループが続いていきます。
だからこそ「これからどうするのか」という具体的な解決策を出す必要があります。
そうすることによって、明日からの日々をより良い方向にすることも出来るでしょう。
悩みの中にいると、感情的なしがらみや苦しさから、建設的に未来を変えていく判断ができなくなっていきます。
そして、いつの間にか相手や環境のせいにして、「私が変えられる部分はない」と信じきってしまうのです。
しかし、過去の悲劇を思い返して語っていても、現実は何も変わりません。
なので、出来るだけ早く「これからどうするか」に目を向けることが大切になっていきます。
もちろん問題が起きた時に、直ぐに「これからどうするか」の場面に気持ちを変えるのは難しいでしょう。
“出来るだけ早く”と先程はお伝えしましたが、そのためにストレスを抱え続けるのも自分にとって負荷がかかります。
なので、愚痴を話し、気持ちを解放させた後に、「これからどうするのか」という建設的な話が出来れば、自分は前を向くことができ、話を聞く相手にとっても気持ちが軽くなるのではないかと考えています。
「自分が何を話しているか」を客観視して捉えられる人はあまり多くはありません。
私も常に意識できているかと言われると、完璧にできている自信はありません。
だからこそ、ワンランク上の人になるために、これからは意識していきたい部分だと思っています。
「悪いあの人、かわいそうな私、これからどうするか」
この3つを使い分ける事で、ストレスを軽減させ、さらに前向きに物事を考えられる頭を作っていきたいですね🗣💭
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