自責で考える
自責とは
仕事で何か問題が起こったとき、その原因が自分にあるとして捉えることを指します。
辞書的な意味では、「自分を責めること」が中心になりますが、ビジネスの場では、問題に対して当事者意識を持って取り組むポジティブな使われ方をします。
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対人関係で、何か嫌な事が起きた時、他人のせいにしてしまうことはありませんか?
「なんで伝わらへんの?こんなに話してるのに!」
「どうして言った通りに動いてくれないの?」
こんな思いをすることも度々起こると思います。
しかし、そこで相手に怒りをぶつけるのでは無く
「どうしたら伝わるのか、そのために自分がどんな知識を付ければいいのか」
と、自責で考えることが大切だと思っています。
相手に話が伝わらないのであれば、自分の“伝える力”を磨くことが必要です。
ビジネスの場で、あなたの思った通りに動いてくれないのだとしても、もしかしたら伝え方に問題があるのかもしれません。
あなたがもしも「自分は100%最高の伝え方をした」と言い切れるのであれば、今度はその人に「仕事に対する使命感」を与えられていない可能性もあります。
このように、全ての問題を自分のせいだと考えると、改善できるポイントや、足りなかった部分が浮き彫りになっていきます。
人のせいにしてしまう方は「他責」と言って、起きた問題を、それがたとえ自分のミスであったとしても、他者のせいにするという態度です。
他責思考では、問題点として「“問題の原因は自分の手の届く範囲にない ”と考えてしまう」 ところが挙げられます。
つまりこの考えは、「自分には問題解決のためにできる行動はない」という思いに結びつき、何も行動を起こさず、ただただ愚痴ばかりを言うような人になってしまう可能性があるということです。
人の愚痴を言ってしまうことは、誰しもある事です。
私もこの「自責」という言葉を学ぶ前は、愚痴を話したことも沢山ありました。
しかし、「自責思考」を知った今、愚痴を言うよりも、自分を改善するか、そもそも関わっても幸せになれない人とは関わらないようになりました。
「関わらない」という選択をすることも、「自分がこの人と関わるという選択肢を選んだから悪かった」と考えているということなので、これも自責思考の1つになります。
知識をつけず、人のせいにだけにして、愚痴ばかりを言ってしまう。
きっと、そういう会社や人はいると思います。
ですが、誰しもそんな環境に居たいとは思わないですよね。
人は自分の知識の範囲内でしか物事を考えられません。
なので、「なぜやってくれないの?」と思い、自分の頭の中で答えを出そうとしても、そもそもの知識がないと適切な答えも出せる訳がありません。
今では、検索エンジンで「人を動かす方法」と調べるだけで、たくさんの情報が載っています。
そもそもの知識量がないと、思考も深まらないので、適切な知識をつける努力が必要だと感じます。
「自責で考える」を意識すると、「なぜやってくれないのか」ではなく「この人を動かすために自分がすることは何か」と考えられるようになるので、たくさんの知識を身に付ける必要性にも気づくことができます。
今まで自責で考えられなかった部分がある人は、「全て自責で考える」という思考法を身につけることで、人への怒りが減り、さらに自分の知識量も増えていきます。
「自責で考える」よければ皆さんも意識してみてください♪
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