実は止まっている思考
移動中、頭の中に浮かぶ取り留めのないアイデアも、目的地に着いた途端、何を考えていたか忘れてしまう。
そんなことはありませんか?
私はよくあります。
常に考え事をしているはずが、後から思い返すと何を考えていたか思い出せない。
私はこの現状を前にして、「じゃあ、考えていたあの時間、無駄じゃない?」と思ってしまいました。
時間をかければ思考が深まるとは限りません。
また、考えて考えて、気持ちは高揚するかもしれませんが、その中身は別です。
結局、課題に対する答えが出せないでいたら意味がありません。
せっかく浮かんだアイデアも、忘れてしまっては意味がありません。
もしかしたらそのアイデアたちは、自分の中の“天才”が作り上げた答えだったかもしれないのに。
では、どうすれば良いか。
それは「考え、課題を整理し、やるべき事を具体的にする」これに尽きます。
そこで私がオススメするのは、「考えを全て書き留める」事です。
書くのは紙でも、携帯のメモでも、何でも良いです。
とりあえず書いてみます。思いを言語化してみるのです。
今から私がイベントについて考えた事の具体例を出します。
まず、今のイベントが私にとって最高かと言うと、そうでは無い、そう思いました。
(この考え方はどこにでも応用できます。まずはあなたがしている事が“最高”の基準なのか、考えてみてください)
では、どうすれば最高を作れるか。
そこで、今、どんな課題があるのかを考えていきます。
そこで、イベント当日に、「自分の仕事(精算)があり、打ち上げに参加出来ない」という課題が見つかりました。
打ち上げに参加できないとなると、せっかく出演してくださった演者さんとの交流の場が少なくなってしまいます。
では、どうすれば課題を解決できるか
そう考えた時に「自分の仕事を少し後回しにして、始めは打ち上げに参加しよう。そうして交流を深めたあと、また仕事に戻ろう。」
となりました。
ここでの課題解決において、ボトルネック(問題の要因)になっていた部分は「イベントの本編が終わればすぐに精算に行かなければならない。」という私の固定概念でした。
これは、ふわふわした頭の中の考えだけでは気づきにくいものだったので、今まで見落としていたのです。
そして、今挙げたものは全てメモに書いています。
メモに書くと、課題が一目見て分かります。
出した考えも、「えーっと、さっき何考えてたっけ」とならずに、一瞬で理解することができます。
思考の無駄は「さっき何考えてたっけ」この時間だと思っています。
しかし、メモに書くとその無駄が0になります。
効率的な思考で、アイデアを殺さず、課題解決において向かうことが出来るのです。
また、紙に書いて物事を俯瞰して見ることで、自分の固定概念や、思考の偏りにも気づくことができます。
私は、頭を使わない状態で成長することはないと思っています。
いきなりアイデアが空から降ってくるわけではありませんからね。
アイデアが急に落ちてきた。という感覚になるのは、その物事についてずっと考え続けているからです。
その事について考え続け、アンテナを張り、やっと答えにたどりつけた。
そういうものだと思っています。
だからこそ、考えて物事を整理し問題を解決できるような思考法を身につけておかないと、降ってくるアイデアもどこかへ消えてしまいます。
あなたの頭の中で行われている会議では、課題に向けてなにも解決していない可能性があります。
そして、あなたがせっかく出した大切なアイデアも、あなたによって忘れられている可能性があります。
それを防ぐために、メモに書き留め、1歩でも思考を前に進めていきましょう。
物は試し、1度メモを手に取ってみてください。
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