自分軸と他人軸
これは、高校三年生の時の国語表現の先生がしていた話です。
知識をつけ始めた今だからこそ、その話の真価を見いだせた気がしたので今回お話することにしました。
「評価には「自分軸」と「他人軸」がある。
そして、他人軸で生きている人は、良い悪いの基準がブレやすい。
自分の気持ちや基準で評価するのではなくて、他人の気持ちを思い計って価値を決めるから。」
そうお話していました。
その時はあまり意味がわからず、聞き流していましたが、今になって、「自分軸」を持つことの大切さに気付かされます。
自分の基準は、他人には変えられないので、そう簡単に変わるものではありません。
しかし、他人の意見や評価は変わります。
例えば、自分は野球よりサッカーが良いと思っているのに、Aさんは野球の方が良いと言っている。
(スポーツに善し悪しはありません。例え話です。)
この時に「他人軸」での評価だと、自分は野球の方が良いと思い込むことになります。
しかし、他人の評価というものは変わります例えば自分がAさんにサッカーの良さを力説したとしましょう。
そうするとAさんはその説明に心を打たれ、サッカーの方が良い!と言ってくれた。
このような事は日常でも度々起こります。
人の考えは、Aさんのように、オセロみたいにくるっとひっくり返ることがあるんですよね。
だからこそ、そんな人の評価を気にする「他人軸」
で評価するのは良くない。そう先生は教えてくれました。
今だからこそ理解が出来ますが、当時は「分かった気でいた」だけだったので、友達の「先生の話よく分からんかったねー」のひと言で、記憶から消してしまっていました。
今思えば、これこそが「他人軸」での評価ですよね。笑
その先生が言った言葉で、もう1つ印象に残っているものがあります。
「物事を始めるのに、早すぎることは無い。でも、遅いことも絶対にない。」
そう伝えてくれました。
確かに、何をするにしても「早すぎる」なんてことは無いんですよね。
楽器にしても、ブログにしても、専門的な勉強にしても。
「学び」というものは際限が無いので、きっと本当に奥深くまで学ぼうとすると、なんでも時間は足りなくなると思います。
でも、「遅い」ということも存在しない。
ここが1番心に刺さりました。
「今から始めても、前から始めてる人には敵わない」そう思ってやらないという選択肢を取る事が、歳をとるにつれて増えていくと思います。
でも、やらなければ1年後「去年始めておけば、今頃1年経っていて、ある程度の経験も積めていただろうな…」と、そう後悔してしまうことになります。
やらなかった後悔はずっと後にまで引きずることになります。
しかし、やった後悔、というものは存在しないのではないかと思います。
「始めなければよかった!」と、強く後悔することってあまりないですよね。
なので、私はこの先生が言った言葉をこれから先もずっと、大切にしていきたいと思っています。
最後のまとめとして、1番初めの話に戻りますが、
自分が「良い」と思うものを、良いと思ってくれるような人に出会いたいですね。
移り変わる他人の「良い」に振り回されずに、自分の価値観をしっかり持ちたいです。