無知の知
「無知の知」という言葉をご存じですか?
これは哲学の父とも呼ばれるソクラテスが基本としていた考え方です。
意味は「無知であることを知っていること」が重要であるということです。
つまり、「自分がいかに分かっていないかを自覚せよ」ということになります。
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今回はその「無知の知」について、日常に適応させるための考え方を2つお話したいと思います。
「知らないことを知っている」という考え方は、一見難しいように見えて、実はすごく大切なものだと私は思っています。
これを読み、かつての偉人が唱えた言葉を活かしてもらえたら、という気持ちで書いていきます。
まず、「無知の知」を日常に適応させる方法1つ目は、
「知らないことを知るために、知らないことを知っていく作業を行う」です。
分からないことを知るために、まずは学び始めることが大切になります。
人は何でも少し上達すると、「もう理解出来た」と思ってしまうところがあります。
能力が低い段階では自分の能力不足を認識できず、自信過剰になりがちになってしまうのです。
しかし、実際はそうではなく、もう少し経験を積み、勉強をすると、今度は何も分からなくなります。
ある程度能力が高くなると、能力不足をきちんと認識出来るようになるのです。
そして、もっと経験を積んで、やっとできるようになった!と思った頃には、少しだけ自信がついてくるようになります。
能力が高くなると、自分の能力を過小評価し、「ちょっとできる」と思うようになるのです。
だからこそ、「できる」と思っていた部分でも、もう一度基本から見直すと出来ていなかったり、まだまだ学べる部分があったりします。
「できる、知っている、もう分かる」と思っている部分も、新たな発見のために、もう一度見直してみることをオススメします。
続いて、日常に適応させる方法2つ目
「“自分は出来てない”を自覚する」です。
本を読んでも頭に定着していなければ意味が無いように、知識も“知った気になっている”のと“知っている”では、また訳が違います。
知識とは、何の分野でも本当に奥深いものだと思っています。
なので、「知れば知るほどに、全然知らなかった」となり、完全に理解することは難しいと考えています。
そこで、「出来ていない自分」を自覚するために大切になるのが「自分を客観視する力」です。
客観視できると、周りから自分に何が求められているのかを把握し、感情を抜きにしてデータをしっかり分析できるので常に冷静な判断ができます。
逆に、客観視できていないと、全体的に見て自分がどういう動きをしているのかが見えないため、力の入れどころを間違えてしまったりします。
変なことをしていても軌道修正ができません。
なので、自分から1歩離れた目線で、「自分には今何が出来るのか、何が足りないのか」を見分け、「できていない自分」を素直に受け止めることが大切なのかなと思います。
私がどれだけ記事を書こうと、どれだけ皆さんに語りかけようとも、これだけで変わる人は多くはないと思います。
しかし、この記事を読み「知識」に興味を持ち、これから沢山の知識に能動的に触れることによって、間違いなく思考や人生は変わっていきます。
知らないことを知る作業をすることで、未来に向けて前進し、よりよい将来に進む努力を一緒にしていきたいです。
知識とは、あなたの武器になり、誰にも奪われることのない財産になります。
まずは、「無知の知」を意識し、「知らないことを知っていく作業」から始めてもらえたらと思います☘
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