自分を削って人を助ける【メサイアコンプレックス】
みなさん、「メサイアコンプレックス」という言葉をご存知でしょうか。
これは
他者を救うことによって、自らが救われようとする。
自らを一種の救世主に仕立てることによって、自らの価値を実感しようとする。
という考え方です。
今回は、そんな「メサイアコンプレックス」についてお話していきたいと思います。
この記事の概要
1.メサイアコンプレックスとは
2.メサイアコンプレックスを持つ人とは?
3.メサイアコンプレックスの危険
4.メサイアコンプレックスから抜け出すには
5.まとめ
それでは順番に説明していきます!
1.メサイアコンプレックスとは
記事の冒頭でもお話しましたが、ここではもう少し分かりやすくお話していきたいと思います。
冒頭の文章を簡単にすると「自分を助けるために人を救おうとするコンプレックスのこと」を言います。
つまり、満たされない自分を満たすために、人を助けようとしてしまう人です。
2.メサイアコンプレックスを持つ人とは?
メサイアコンプレックスを持つ人とは「自分を削って人を助ける」という人です。
自分の時間や余裕を失ってまで、人を助けようとしてしまうので、結果としてメサイアコンプレックスを持つ方は
余裕が無い→人を助ける→もっと余裕が無くなる
という負のループに陥ってしまうのです。
「人を救う人」なので、一見すると良い人そうに見えます。
しかし、その「困っている人を助けたい」という気持ちの裏には、抑圧された「人を助けることで自分が救われたい」という自分本位な考えが潜んでいるのです。
メサイアコンプレックスを持っている人は「他人を救うことで優位に立とうとする」ような行動を取る人を指します。
3.メサイアコンプレックスの危険
2番では、メサイアコンプレックスとは「自分を削って人を助ける」とお話しました。
この「自分を削って」の部分が危険となります。
よく「ダメ男」を育ててしまう人の話を聞いたことはありませんか?
これは、メサイアコンプレックスを持っている人なのかもしれません。
「私がいないと○○はダメだから」
「私が○○の生活を守ってあげてる」
こういった考えになってしまい、メサイアコンプレックスから抜け出せず、結果的に「ダメ男」を作り上げていると言えます。
自分もしんどいけれど、人を助ける優越感や、そこで得られる自信、または劣等感への回避などを理由に負のループに陥ってしまいます。
4.メサイアコンプレックスから抜け出すには
メサイアコンプレックスから抜け出すには、自分に対する強い「劣等感」と自分や周りの環境への「嫌悪感」を無くす必要があります。
劣等感については、「自己肯定感の高め方」の記事を参考にしてみてください。
嫌悪感については、まずは自分を大切にする意識を持ってみてください。
ありのままの自分を受け入れ、出来ないことはできないと割り切ってみることが大切になります。
誰にでも「出来ること」「出来ないこと」、「変われること」「変われないこと」があります。
出来ないことにばかり目がいってしまい、ついついないものねだりをしてしまいがちですが、「出来ることを伸ばす」ことも重要です。
話し下手だと思っているのであれば、聞き上手の可能性があります。
文章にするのが難しければ、図に表せることが出来れば良いのです。
見方次第であなた自身の能力を引き上げることが出来ます。
同時に、能力を引き下げる事も出来てしまうのです。
まずは「ありのままの自分を受け入れる」ことを意識してみてください。
今回は「メサイアコンプレックス」についてお話しました。
自分で気づくことは難しいと思いますが、
余裕が無いのに人を助けてしまって、もっと余裕がなくなってしまう
という経験が何度もある人は気をつけた方が良いかもしれません。
心の底からの善意でやっているのか、自分を救うためにやっているのか、ここを見極められるようにしましょう。
人を幸せにするには、まずあなたが幸せになること。
ここが1番大切ですね🍀
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